旧ブログ（現役時代のブログ）

とうとう連載がスタート！（＾＾）！
本当はもう始まっているのだけど、いろいろと調整するところがあり今日の報告になった。
以下はなぜ「漫画の原作」（プロ野球選手初）という、
ある人から言わせると突拍子もない企画に挑んだか・・・俺の真意を書いている。
いろいろとご意見があるかも知れないが、様々な方法、形でこれからも野球というものを伝えて行きたい。

【挨拶】
今年でプロ１６年目になるんだけど、
ぶっちゃけこんなに長く選手生活を送れるとは思ってなかった・・・（＾＾；）
しかし16年といっても、振り返ってみると大半は、肩、膝、腰・・・などの怪我によるリハビリの毎日・・・。
出場試合数も７００試合程度と、年数の割には少ないし・・・。
もしかしたら元気だった時間より、リハビリに費やした時間の方が長いかもしれないね（＞＜）

怪我を何度も繰り返していると、「不運」という気持ちから次第に自分への「怒り」に変わってくる。
なんでこんなに体が弱いのだろう？
弱いのもそうだが、体の使い方も間違っているのでは？
自分の野球理論ってなんだろう？

体の問題、技術の問題・・・自問自答の日々・・・。
そして・そもそも野球を知らないんだな・・・と。
投げ方、打ち方などの基本も知らず、理論も人に聞いてばかりであっち行ったりこっち行ったり・・・
そして「自分」がない・・・という精神的にも弱い人間である事に気付く。
いっこうに「自分」が確立されず迷ってばかり・・・それが自分の姿だと気付いたのだ。

それに比べ同期の松井稼頭男（メジャー）、金子誠（日ハム）などは、
１８歳の”くせ”に「自分」があり、しっかりと自立していた。
松井稼頭男はＰＬ学園、金子誠は常総学院。超がつく名門校出。
「志」「覚悟」「知識」「自立」・・・、根本的に彼らとは「人間力」の違いがあり、
地方高校出の俺には、彼らに追いつくまでに技術的にも精神的にも克服すべき課題が多かった。
高校に入る時には「覚悟」が決まっていた彼らに対し、俺はいつ・・・「覚悟」を決められたのか・・・。

彼らと自分の差は精神的な問題が大きいと思うが、それ以外の違いもあった。
それは環境の問題。
彼らのような環境に飛び込む「覚悟」がなかったんや・・・と言われればそれまでだが、
中央の高校や名門校と、地方の無名校や公立高校とは
指導力、施設、情報、歴史、練習環境において大きな差がある。

そんな名門校と地方の学校との野球の格差をどうにかして埋められないか？
という思いを形にしたのが今回の企画で、より多くの人に見てもらうために「漫画」という形になった。

怪我で途方に暮れる日々の中で書き溜めた物を、いろいろな方のお力をお借りしてやっと形になった。
正直ド素人なので、言いたい事が上手く伝わるかわからないけど、一生懸命書いたので是非読んで欲しい！

この場を借りて、今回の企画・作品に関わって下さった方々に感謝の気持を伝えたい。
新たな挑戦の場所を提供して頂いてありがとう！
私の所属球団、千葉ロッテマリーンズにも感謝！！
そして何より私を応援してくれているファンの方々、この作品を読んでくれるであろう方々に・・
「ありがとう・・そしてこれからもヨロシク！」

連載されているサイトです。
１話無料となっていますので、下記のコミック／書籍サイトでチェックしてみてください！
この先どんどん増えていくのでその都度お知らせします。

＜配信サイト（5/22現在）＞
「朝日オトナの本棚」　　　　　朝日新聞社
「どこでも読書」　　　　　　　　モバイルブック・ジェーピー
「Ｈａｎｄｙコミック」　　　　　　　ビットウェイ
「ポケコミ」　　　　　　　　　　　メディアドゥ
「レコチョク　コミック」　　　　レコチョク
「まんがこっち」　　　　　　　　大日本印刷
「やっぱり本がすき」　　　　　フリュー
「コミック★まんが学園」　　　ショウタイム
「コミックタウン」　　　　　　　　ビックタウン
「ホットコミック」　　　　　　　　ティエヌ
「ハピコミ」　　　　　　　　　　　トランスメディア
「マガジック」　　　　　　　　　　ＦＭ大阪

上記のサイトに行き「作家　大塚明」を検索するか。
作品目の「スターティングオーバー」と検索するかで出てくると思う。