2008.09.13
我々は夢や希望、感動を与えるために野球をしている。
・・・そう思えだしたのはつい最近のことだが(笑)
しかしハッキリ言って今の俺は、上り詰めるというよりは落ちないように頑張ってる・・・そんな感じだ。
でもそんな俺にも何かを感じていてくれている人がいて、
「頑張れよ!!」と声援を送ってくれる人がいたり、
「大塚選手のようになりたい!」という子供がいたり・・・。
若い女の子がキャー!キャー!と(笑)
ちょっと野球が上手いだけでいろんな人が力を与えてくれたり、敬ってくれたり・・・。
こんな幸せな職業は他には絶対ない!と感じている今日この頃。
その中でどう野球人大塚明が世の中に恩返しできるか・・・。
常々考えてきたがなかなか答えは見つからない(><)
そんな時プライベートで大変お世話になった方から下記のようなメールを頂いた。
「うちの息子の中学のクラスメートが2月に突然拡張型心筋症を発症し、
現在人口心臓により命をつないでいる状態です。
それまでは超健康でテニス部で活動していたのに、突然心臓が3.5倍に膨れてしまったそうで、
彼の命をつなぐ方法は、もう心臓移植しかないそうです。
詳しくは「天晴(てんせい)くんを救う会」のHPを見て下さい。」
募金活動には様々な意見があるみたいだ。けして賛成の意見ばかりではないらしい・・・。
そんな中球団は思いきった決断で、今日から3日間を球場で募金活動のために場所を提供してくれた。
千葉ロッテマリーンズは素晴らしい球団だと思う。
俺の姪は重度の障害者だ。小さい頃から何度も手術を繰り返している。
初めて会った時も血管より太い点滴のチュウブが身体に巻きついていた・・・
体中から高熱を発していて、「ハア・・ハア・・」と必死に生きようとしていた・・・。
今年の5月27日に俺の母は死んだ。
俺は今シーズン始めに成績次第ではもう使わない!と言われていた。
いわゆる戦力外ということだ・・・(成績が悪ければ当たり前)。
そうしたこともあり、通夜、葬式には出ず、
棺おけに入った母にちょっとだけ別れの挨拶をしてまたチームに戻った。
現場には親しい人だけに報告はしたが、マスコミ等には発表はしなかった。
母も毎日のように病と戦い、生きたい!と叫び続けていた。
1億もの医療費が高額すぎるとか・・・
人の心臓を入れ替えることへの疑問・・・
こうした人の弱みに漬け込んだ募金詐欺・・・
様々な問題はある。
俺はこれらの問題を理解した上で募金をする。
天晴君の「生きたい!」という声に何とか答えてあげたい。
今日から球場で募金活動を行うが、
皆もこれらの問題を理解し、考え・・・募金は自分の意思で、自己責任で行って欲しい。
天晴君の「生きたい!!」という心から願い、叫びを皆さんはどう感じるだろうか・・・。
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